キメの細かさ
2020年 07月 12日
どうも、伍長ネリマニョンです。ご覧いただきありがとうございます。
今日も安定の『ステイホーム』とやらです。それでも感染者は増加傾向のようです。
このまま『第2波』に突入してしまうのか・・・あ、たぶん東京だけでしょうけどね。
1300万東京都民の理性が問われてます。ホントに減らす気あるなら、やることやらねば。
そんなステイホームな私、今日は部屋の本棚を少し整理。とはいっても前後を入れ替えたり
いまは読まないなーというジャンルの本を箱詰めしたり位なので、実働1時間未満。蔵書は
時々そんな感じで整理しています。あとは箱詰めできるスペースの確保ですね・・・^^;
そんな中で久しぶりにこんな本を見つけました。仕事上必要だったので買ったものですね。
『買いたい空気の作り方』電通SPATチーム・編
『買物欲マーケティング』博報堂買い物研究所・編
15年前位の書籍です。なので今では基準や情報が古くなってしまっているので、ほとんど無用の長物に近い
書籍になってしまいましたが、その当時の仕事でこの書籍の内容を議論したり、実証研究などをしていました。
今になって思うと、おぉ、割と真面目に仕事していたんだな~なんて振り返ったりできます。ついででその当時
研究成果となる数値データや傾向などをまとめたノートなんかも出てきました。それを基に月一回の全体会議で
プレゼンテーションらしきことしてたことも思い出しました。現場並行で研究成果をまとめる・・・学生時代
より過酷でしたね。とはいえ、このおかげで『ゼロから始める商売』でも怖がらずに取り組めたのは収穫です。
そんな私が最近気になっているコト。それは『レジ袋の有料化』です。環境への取り組みということで今月から
小売業中心に一斉実施している施策です。これ自体は大いに歓迎です。むしろ『ちょっと遅くないか?』と
感じるくらいなので、否定的なことはありません。ただし、取り組みに対しての整備が不十分ではないかと
いう点が不満です。『袋にお金が掛かるようになったんですよ~、お客様、いかがしますか?』という案内は
してくれますが、その先の対応が不十分です。『誰が入れる?』『ドコで入れる?』『フォローできる?』の
3点が圧倒的に足りてません。そしてその対応についても何らニュースに上がって来ていない。ここが問題です。
まず『お客様自身で入れるのか』『店員が入れるのか』が曖昧過ぎます。どうすればいいんだろ?が多数です。
次に『会計カウンターで入れるのか』『袋詰めする場所が別にあるのか』です。小規模店舗ではかなり難題です。
そして『袋に入りきらない』『袋を分けたい』『小さい袋が欲しい』『うまく入らない』といった細々した要求に
誰がどう対応していくかができていない店が大多数です。始めたばかりだから仕方ない?そんなことはないです。
元々マイバックを使われている方は相応数おられました。その方々の応対が全くなかったなら仕方ないですが
そうではないはずです。なのにそれを問題にしてしまう。ハッキリ『準備不足』と断定して良いでしょう。
特に『便利』が生命線のはずであるCVSの現状は散々です。業界全体の脆弱性を目の当たりにした気分です。
『始めてから考えればいい』で商売される方がこんなに多いのか、しかも『大看板』掲げている所に多いなんて。
商売は確かに自由です。しかし決して簡単ではありません。前述の書籍で私が一番感じたのは『キメの細かさ』に
どこまで突き詰めて拘れるか?でした。『レジ袋有料化』の現状は底の空いた薄いビニール並と言ったところ
でしょうか?逆にここを『商機』と捉えられた方は『差のつく商売』が出来そうです。迷わず行動してOKですよ。
『とあるネリマニョン人の進化論(仮)』はまだまだ続きます!
by neri-magnon
| 2020-07-12 22:30
| Docにもクスリにもなる話