メリーゴーランドの灯
2020年 08月 31日
どうも、伍長ネリマニョンです。ご覧いただきありがとうございます。
8月も今日で終わり、9月が始まります。酷暑だけが印象に残る夏、旅の記憶や風物詩たる行事がことごとく
中止になってしまい、多くの方の夏が『不完全燃焼』なものになってしまいました。でも自粛はまだ続きます。
今日は多くの練馬区民の憩いの場として在った『としまえん』の最終営業日でした。多くの練馬区民のSNSは
このことで埋め尽くされていることでしょう。なので私はこの話題、日を改めて切り口を変えたところから
記事にしたいと思います。多くの思い出の詰まった場所、今日はひとことありがとう!お疲れさまでした!!
これだけに留めておきます。閉園までに行きたかったですが、叶わぬことになってしまったのが残念無念。。
遊園地の在り方も昭和・平成と経て令和となり、娯楽の在り方と共に随分変化していきました。
娯楽は常に新しい刺激を求めて進んで行くもので、時代の変化に対応し切れない施設は姿を消さざるを得ない
世界に変わってしまいました。都内近郊の遊園地も既に消えてしまっていたり、存在するものの施設の縮小を
する遊園地ばかりなのが現状です。もはや遊園地単体の存在感だけでは続けて行けない世の中になってしまった
のです。その点、キャラクターをメインにして2次元を3次元化して提供する施設は絶好調です。ディズニーや
ユニバーサルスタジオなどが典型例です。遊園地ではありませんが『ポケモンセンター』が人気上位の施設に
喰い込んできているのも同様の作用だと思います。今後も類似施設は増えていくことは間違いないです。
理由は様々ですが、私が考える一番の理由は『自分との距離感』ではないかと思います。キャラクターとして
普段から馴染んで楽しんでいるゲームやアニメ、映画、書籍が『体感』できるものに魅力を感じるのは当然で
普段は身近ではない『ジェットコースター』や『メリーゴーランド』『お化け屋敷』がそこに喰い込んでいく
のはなかなか難しいものです。さらにキャラクターアイテムにはバリエーションの豊富さと柔軟性があり
時代に応じて変幻自在に続けていける特性もあります。遊園地のアトラクションでそれが可能なのは唯一
『お化け屋敷』だけでしょうか。特設ステージで開催される『キャラクターショー』もありますが、施設とは
また別の『催事』なので別個としましょう。遊具には何とも辛い『冬の時代』になってしまいましたね。
遊園地の閉園間際、乗る人がまばらになったメリーゴーランドがゆっくり回る姿に、今日一日楽しかった事を
振り返りながら眺めて楽しめる・・・そんな施設はもう遠い記憶の中だけに存在するモノになるのですね。
『とあるネリマニョン人の進化論』はまだまだ続きます!
by neri-magnon
| 2020-08-31 23:45
| 旅行・散策