やはりこのメンツでなくては
2020年 11月 21日
どうも、伍長ネリマニョンです。ご覧いただきありがとうございます。
さて、このところ気持ちのイイ秋晴れが続いています。そういえば最後に雨降り日だった日っていつだ?
そんなことを思っていたらニュースで11月の都心降水量、中旬は0ミリだったそうです。忘れるはずです。
(画像は全てサイトからお借りして来ました。)
昨日用事を終えてかなり遅い晩御飯を自宅で用意して、テレビをポチリ。すると久しぶりのアニメ映画の
『ルパン三世・カリオストロの城』がやっているではないですか!もう何度も観た作品ですが、毎回必ず
最後まで観てしまうんですよね~。あのドタバタっぷりと気の利いた台詞のオンパレード。わかっていても
最後まで観させてしまうあの魅力、宮崎アニメの魔力とでも言いましょうか?少なくとも今から41年前の
アニメ映画とは思えませんね。内容はそうなのですが、やはり長寿作品には付き物の歴史には抗えませんね。
ルパン三世のアニメは今から49年前の1971年に放送がスタートした作品です。来年は50周年記念になるそうで
3Dで新作映画が制作されるんだそうです。3Dってところが21世紀ですね。どんな内容になるのか気になります。
しかし、初期のそれを知っている方なら共感して頂けると思うのですが、キャストの声優陣がまったく違う面々
なので、どうしても違和感が抜けないんです。ルパン三世に限りませんが、サザエさんやドラえもんでも同様の
ことは言えてしまいます。どちらが良いとか、今がいけないとかという話ではなく、一度受けた印象がなかなか
抜けないだけのコトなのです。初期のキャスト陣が盤石だとこの傾向は顕著に現れます。世代差だと思います。
『カリオストロの城』では全員全盛期の頃の声優陣、さらに一番ノッている時期の作品なので非の打ちようが
ありませんね。ルパンの山田康雄さん、次元の小林清志さん、五右衛門の井上真樹夫さん、不二子の増山江威子
さん、そしてとっつあんの納谷悟朗さん。このメンバーでなくっちゃ!と個人的には感じてしまいます(笑)。
さらに映画だけのキャストでもカリオストロ伯爵は石田太郎さん。『刑事コロンボ』のコロンボ警部のアテレコ
でご存じの方です。さらに脇の執事・ジョドーには永井一郎さん。『サザエさん』の磯野波平ですね。さらに
ヒロインのクラリスは島本須美さん。『アンパンマン』のしょくぱんまんの声の方です。他にもアルプスの少女
ハイジでおんじの役を務めた宮内幸平さんも出演しています。41年前なので揃えられた声優陣ですが、豪華です。
これだけ馴染みのある声優陣の作品ですから、印象も強力になるものです。特にルパンととっつあんの掛け合いは
山田さんと納谷さんでないとあの空気感はなかなか出せないものでしょう。深い所で分かり合えているあの空気感
どちらが欠けても、全く別の作品になってしまうのは仕方の無いことだと思います。とっつあんがラストシーンで
クラリスに放つ有名な台詞『アイツは大変なモノを盗んでいきました。貴女の心です。』がその集約点と言って
間違いないのではないでしょうか?相手への尊敬が無い限り、出て来るモノではありません。
しかし時代の流れには抗えません。このキャスト陣で今揃うのは次元の小林さん、不二子の増山さん、クラリスの
島本さんだけです。残りの方は既に鬼籍入りされてしまっています。これが現実なんですよね。それでも作品が
名作として残り続けていくのならば幸せだと思います。アニメも立派な芸術・文化になってきましたね。
『とあるネリマニョン人の進化論』はまだまだ続きます!
by neri-magnon
| 2020-11-21 23:45
| 音楽・芸能